住まいをめぐる孫と祖父母の関係
ハイアス・アンド・カンパニー株式会社は、「孫と祖父母に関する意識調査」を18歳以上の男女1,587名を対象に実施し、9月12日に調査結果を公表した。まず、「孫と祖父母との関係と居住形態」についてたいずねたところ、孫が祖父母を「敬っていると思う」と答えた割合が最も高かった居住形態は、「1時間以内の距離の別居」(10.6pt)。続いて「同一敷地内に同居(家が別の場合も含む)」(1.6pt)という結果となった。

毎日顔を合わせるわけではないが、何かあればすぐ会えるという付かず離れずの距離感が、孫が祖父母を敬う関係を作りやすい居住形態であることがうかがえる。

二世帯住宅のキッチンは別のほうが関係良好
二世帯住宅に住む人を対象にした間取り調査では、「孫が祖父母を敬っていると思う」と答えた人が最も多かった間取りは、「キッチン・玄関・浴室は世帯ごとに独立し、内部通路で繋がっている」だった。間取り別に見るとキッチンが「世帯ごとに独立」が19.4ptと高かったのに対し、「共用とサブ」では-30.7pt。玄関は「世帯ごとに独立」が 12.1pt。浴室は「世帯ごとに独立」が15.9ptであるのに対し、「浴室は共用とシャワー室」が-27.0ptだった。
また「各世帯の行き来用の内部通路」においては、「内部通路が無し」と答えた家庭では-13.5ptという低い結果となった。
このことから、プライバシーが守れる独立した間取りでありながら、何かあったときにはすぐに行き来できる距離感が、二世帯の関係性を良好に保つ秘訣といえそうだ。

理想のおじいさんは西田敏行
「孫と祖父母の会う頻度」についてたずねたところ、「孫が祖父母を敬っていると思う」と答えた割合が最も高かったのは、「月に1回程度会う」(6.4pt)、次いで「週に1回」(6.1pt)だった。一方、半年に1回以下しか合わない家庭では「敬っていないと思う」と回答した割合が高かったことから、孫と祖父母の良い関係を築くためには、最低でも3か月に1回以上は会う機会を設けたほうが良さそうだ。
芸能人で理想のおじいさん・おばあさん・孫をたずねたところ、理想のおじいさんのトップ3は「西田敏行」、「伊東四朗」、「笑福亭鶴瓶」。

理想のおばあさんのトップ3は「吉永小百合」、「八千草薫」、「樹木希林」だった。
一方、理想の孫のトップ3は「鈴木福」、「芦田愛菜」、「加藤清史郎」という結果となった。
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