株式会社東京カンテイは、2020年2月20日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別／中古マンション70平米価格月別推移』の同年1月版を発表した。

同リリースでは、同社のデータベースに登録された中古マンションの売り希望価格を行政区単位に集計し、70平米に換算する形で平均価格を算出している。

同リリースによると、2020年1月の首都圏における中古マンション価格は3716万円となった。前月比ではマイナス0.7％となり、3ヵ月ぶりに下落へ転じている。

都県別で見た場合、東京都は前月比0.6％の5063万円となり、上昇を継続。埼玉県はプラス0.8％の2257万円、千葉県もプラス0.2％の2067万円をマークし、共に上昇を果たした。一方で神奈川県は、マイナス1.0％の2848万円となり、下落に転じている。

東京カンテイは、上昇した埼玉県と千葉県が前々月の水準には僅かに至らなかった点を指摘。また、神奈川県も前年同月の水準を下回る状況が続いていることに、注目している。

2020年1月の近畿圏における中古マンション価格は、前月比プラス0.3％の2408万円となっている。大阪府が下落したものの、兵庫県が前年同月比で2桁の上昇を果たしたこともあり、圏全体では上昇傾向を維持する結果となった。

中部圏は、前月比プラス1.0％の1957万円をマークし、上昇を継続。しかし愛知県は、マイナス0.1％の2126万円となり、僅かながら弱含んでいる。

（画像はプレスリリースより）

三大都市圏・主要都市別／中古マンション70平米価格月別推移 1月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/c202001.pdf