駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2020年1月14日、東京メトロ有楽町線・辰巳駅~東池袋駅間の駅別中古マンション価格を発表した。ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格を元にして、同区間の駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。「現状価格」の集計は、2019年5月から7月までの3ヵ月間に実施されている。
変動幅が大きい永田町駅がトップ
東京メトロ有楽町線の辰巳駅~東池袋駅間において、中古マンション価格が最高値をマークしたのは、492万円の永田町駅。同駅エリアは、2018年は438万円まで下落したが、2019年には大きな上昇を果たす形となった。しかし東京カンテイは、同駅の事例数が40件未満と少なく、変動幅が大きい点を指摘している。東京カンテイは、上昇幅が拡大した駅として、豊洲駅に注目。ファミリー向けが中心である同駅エリアは、今期も事例数は700件を超え、平均坪単価は296万円に達している。また同社は、市ヶ谷駅にも注目。同駅エリアは今回381万円をマークし、2年前から36万円の上昇を果たしている。
有楽町線全線の中古マンション価格は、279万円
一方で新富町駅は、築古物件の割合が増加したために下落へ転じた。また、築年の上積みが進んだ江戸川橋駅も、200件以上の事例数を維持しながらも微減傾向を示している。なお、東京メトロ有楽町線全線(新木場駅~和光市駅)における中古マンション価格は、279万円となった。1年前と比較して、価格で3万円、割合で1.2%の上昇を果たしている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格 / 東京メトロ有楽町線1 - 株式会社東京カンテイ
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