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首都圏、弱含み傾向。東京カンテイ「分譲マンション賃料月別推移」2019年5月版

2019/6/19 06:00

登録された分譲マンションの月額募集賃料を集計
株式会社東京カンテイは、2019年6月13日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移』の2019年5月版を発表した。

同リリースで発表された賃料データは、同社のデータベースに登録された分譲マンション(ファミリータイプ)の月額募集賃料を、行政区単位に集計して算出されている。

首都圏の分譲マンション賃料、2927円/平米
2019年5月の首都圏における分譲マンション賃料は、2927円/平米となった。前月比ではプラス1.1%となり、上昇傾向を一応維持した形となっている。

都県別で見た場合、東京都では前月比マイナス0.5%の3469円/平米となり、小幅ながらも下落へ反転。神奈川県もマイナス0.9%の2154円/平米、千葉県もマイナス0.8%の1619円/平米となり、東京都同様に小幅の下落を示した。埼玉県は、プラス0.1%の1661円/平米となり、僅かに強含んでいる。

首都圏の今回の結果について東京カンテイは、弱含み傾向にあると考察する。首都圏全域で示された上昇も、賃料水準が高い都で事例が増えた結果であると分析。また埼玉県の上昇についても、平均築年数の若返りを考慮し、実質的には横ばいか弱含みであるとまとめている。

大阪府の上昇傾向、一段落
2019年5月の近畿圏における分譲マンション賃料は、1880円/平米となっている。前月比では-0.7%となり、5ヵ月ぶりに下落へ転じた。下落の理由について東京カンテイは、大阪府の上昇傾向が一段落するなど、主要エリアで横ばい~弱含みとなったことの影響を指摘している。

中部圏は、前月比マイナス1.6%の1767円/平米となった。愛知県も、マイナス1.4%の1813円/平米となり、下落をマーク。しかし東京カンテイは、正味のトレンド自体は堅調さを保っていると考えている。

(画像はプレスリリースより)

外部リンク

三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移 5月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/T201905.pdf

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