この10年でマンションが最も値上がった沿線は?
マンションマーケットは4月11日、東京23区のJR線10沿線のうち、中古マンションの資産価値が高い路線のランキングを発表した。JR「山手線」、「京浜東北線」、「中央本線」、「常磐線」、「埼京線」、「総武線」、「常磐・成田線」、「京葉線」、「総武線快速」、「東北線」を対象としたもの。
10路線の各駅から徒歩10分圏内にある2007年に建てられたマンションについて、当時の平均平米単価と2017年現在の単価を比較して資産性が高い沿線を調べた。

資産価値トップは「京浜東北線」
調査の結果、最も資産性が高い沿線は「京浜東北線」、第2位は「埼京線」であることがわかった。これ以外の8路線は、2007年に比べ2017年の平均平米単価はマイナスとなっている。「京浜東北線」はプラス9.6%の上昇で、第2位の「埼京線」3.8%と大きく差をつける結果となった。「京浜東北線」で最も価格上昇率が大きかったマンションは、田町駅の「キャピタルマークタワー」で、価格は49.8%増となっている。
平均平米単価がマイナスになった8路線について、マンション別の平米単価をみると、京葉線を除く7路線すべての沿線に、2007年より2017年に価格が上昇しているマンションがあることもわかった。築10年であっても価格が上昇するマンションは少なくないようだ。
ランキングでは最下位だった「総武線快速」沿線でも、馬喰町駅の「アスコットパーク日本橋コモド」は42.1%の増となっており、ランキングに関わらず高い上率をキープしている物件もある。たとえ同じ沿線、同じ築年数でも、物件の要因によって価格の増減率が大きく異なることがわかる。
(画像はプレスリリースより)
http://mansion-market.com/sapuri/jr_line_assets/