銀座中央通り・表参道沿いの市況
JLLは1月25日、銀座中央通りおよび表参道沿いの「東京プライムリテール市場2016年第4四半期の動向」を発表した。これによると小売業者の出店意向は依然として堅調ではあるものの、外国人旅行者の消費傾向が変化しているため、新規出店に慎重な構えをみせている。
2016年第4四半期の新規開業したのは、10月にグランドオープンした「Okura House」に入居したカルティエ銀座ブティック、銀座吉兆、Bills。

銀座1階の坪単価は27万5,000円
2016年第4四半期末時点の1階の賃料坪単価は前期比横ばい、前年比1.9%上昇の27万5,000円。表参道は前期比、前年比共に横ばいの21万5,000円だった。JLL独自の市場分析ツール「グローバル プライムリテール クロック」では、東京の賃料はピークに近づきつつある。
今後の動向見通し
今後は訪日外国人の数が増加するとみられるが、その一方で外国人旅行者が高級品を購入する割合は減少傾向にある。このため消費額の伸びは、更に鈍化すると考えられる。賃貸市場は引き続き需給がひっ迫する見込みだが、賃料がピークに近づいているため、上昇率にブレーキがかかると予測される。
(画像はプレスリリースより)
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