歴史的建造物「旧帝蚕倉庫」と超高層ビルが合体
三井不動産レジデンシャル、丸紅、森ビル社は3月1日、横浜市の「北仲通北再開発等促進地区地区計画」A-4地区の開発事業に着手したと発表した。A-4地区には横浜市が認定した、「旧帝蚕倉庫」の通称で知られる旧横浜生糸検査所附属生糸絹物専用倉庫がある。
今回の開発プロジェクトは三社が共同で地上58階建の超高層タワーを建設するものだが、これに加え、歴史的建造物である「旧帝蚕倉庫」の保全活用も実施する。

高さ200メートルの超高層マンションが誕生
このほど、旧横浜生糸検査所付属生糸絹物専用B号倉庫および、C号倉庫(倉庫棟)の保全活用計画変更手続きが完了し、いよいよ倉庫棟の解体が始まった。旧帝蚕倉庫事務所棟は現物を保存しつつ耐震補強を行い、施設内部も文化財としての価値を損なわないよう配慮しながら改変を行う。倉庫棟はC号倉庫を一旦解体し、煉瓦などの資材を活用して外観と内部空間の一部を復元する予定だ。
超高層タワーは、高さ約200メートル。横浜市では最大規模となる約1,200戸の住宅に加え、低層部には店舗、上層階のは展望ラウンジを併設する宿泊施設が作られる。
(画像はプレスリリースより)
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