2016年度中にJ-REITの東証上場を目指す
森トラストは11月18日、ホテル特化型の新たなJ-REITを設立すると発表した。森トラスト・ホテルズ&リゾーツと共同で、資産運用会社「Real アセットマネジメント株式会社」を新設する。出資比率は森トラストが90%、森トラスト・ホテルズ&リゾーツが10%。現在、資産運用会社の設立に必要な許認可の取得作業を進めており、2016年度中に東京証券取引所に上場させる予定だ。

インバウンド観光の需要を見込み、ホテル特化型J-REITを新設
森トラストグループはディベロッパーとしてホテル開発ノウハウを、森トラスト・ホテルズ&リゾーツはホテルオペレーターとしての運用実績をそれぞれ培ってきた。今後は両社によるハード・ソフトの両面からのサポートを通じて、資産性が高く、中長期に渡る安定的な成長が期待できるJ-REITの運営を目指す。
なお、新たな設立されるJ-REITと森トラストとの間で、ホテル用不動産などの取得及び譲渡に関する情報提供を行う協定を締結し、J-REIT設立に向けた物件取得を加速化させる予定だ。
これに伴い、現在森トラストがスポンサーとなっている「森トラスト総合リート投資法人」に対しては、ホテル以外の不動産取り引きに関する情報のみの提供に変更する。
(画像は、森トラストのホームページより)
http://www.mori-trust.co.jp/pressrelease.pdf