4人に1人が老後は「都心で暮らしたい」
オールアバウトとアルヒは9月17日、「1都3県のシニア世代の住居に関する意識調査」の結果を発表した。東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県の持ち家に住む50代~60代の男女1,200名を対象に、現在および今後の住居に関してアンケート調査を行ったもの。
調査によると、約8割の人が現在の住居に満足しており、居住年数5年未満では9割が満足と答えている。その一方で、居住年数が長くなるにつれて満足度は減少しており、40年以上経過すると満足度は56.5%に下がっている。
「世田谷区」、「横浜・川崎エリア」が人気
老後の居住先も52.3%が「現状の場所で良い」と回答しており、半数以上の人が住み慣れた地域に愛着を持っていることがうかがえる。また、「都心部に住みたい」と答えた人が26.2%だったのに比べ、「田舎に住みたい」と考えた人は6.2%と、1割に満たないことも明らかになった。住みたいエリアで最も人気が高かったのは、「世田谷区」の23.3%。次いで「文京区」と「港区」がそれぞれ18.7%、「目黒区」17.8%と続いており、東京23区の南部エリアと都心部エリアに人気が集中する傾向がみられる。
また、3区以外では「横浜・川崎エリア」が25.5%と断トツの人気をはくしており、神奈川県在住のシニア世代にとどまらず、周辺エリアの住民からも老後の居住先として希望する声が多かった。
耐震性能に不安を感じるシニアも多数
All About「最新住宅キーワード」ガイド 山本久美子氏は今回のアンケート調査から、シニア世代の「新築」志向が強い傾向が見られると指摘。その理由として旧耐震基準の住宅に住む人が災害に対する不安を抱えていること、リフォームをして古い住宅に住み続けるより、新築住宅に住み替える方が手軽と考えていることなどを挙げている。
また、老後の住宅選びは、
どこにでも徒歩で行ける場所やコンパクトな住まいを検討するとよいと思います
(プレスリリースより引用)
(プレスリリースより引用)
とアドバイスしている。
(画像はプレスリリースより)
株式会社オールアバウト、アルヒ株式会社のプレスリリース
http://corp.allabout.co.jp/corporate/press/2015/150917.html