世帯形態でもっとも多いのが一人暮らし
東京ガスのシンクタンクである都市生活研究所は1月22日、都市生活レポート「単身者のマンション購入と暮らし~マンション購入の経緯とライフスタイル~」を発行した。近年「単身世帯」の増加が著しく、「夫婦と子世帯」の数を超えて最も多い世帯となっている。そこで都市生活研究所は、単身世帯のマンション購入状況を把握するための調査を行った。
マンションを購入して一人暮らしをしている男女を対象に、マンション購入に関する調査を実施し、その結果を1.女性400万円以上、2.女性400万円未満、3.男性400万円以上、4.男性400万円未満の4つのグループに分けて分析した。
平均購入金額は約3,100万円
分析結果によると、単身者がマンション購入をする理由でもっとも目立つのが「家賃を払うのがもったいない」。また、女性によく見られる特徴的な理由として「持家の方が、質が良い」、「老後の住まいとして」が挙げられており、約半数が一生住む家としてマンションを購入していることがわかった。マンション購入費の平均金額は約3,100万円だった。女性は年収に関係なく1LDK~2LDKを購入しており、男性は年収400万円以上が3LDKを購入する傾向が強い。
年収400万円未満の男性は結婚をあきらめている!?
4つのグループの特徴を見ると、女性400万円以上のグループではクオリティを重視、女性400万円未満のグループでは、手頃な価格のマンションを購入し、自分の好みの住まいにアレンジするという特徴があった。男性400万円以上のグループは結婚することを前提に購入しており、男性400万円未満のグループでは、経済的に苦しくなった場合に備えてセーフティネットの役割を重視している。
(画像はプレスリリースより)
東京ガス株式会社のプレスリリース
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20150122-01.html