銘柄が少ない商業施設特化型に着目
ケネディクス・オフィス投資法人は8月29日、新たに商業施設特化型J-REITを設立すると発表した。現在ケネディクス・グループは、中規模オフィスビル特化型の「ケネディクス・オフィス投資法人」、物流施設特化型の「日本ロジスティクスファンド投資法人」、賃貸住宅特化型の「ケネディクス・レジデンシャル投資法人」の3つのJ-REITに加え、私募リート「ケネディクス・プライベート投資法人」を運用している。
東京証券取引所に上場しているJ-REITの銘柄には、商業施設特化型のものが少ないことから、今回の設立を決定した。

オールラウンドに投資するケネディクス・グループ
設立企画人はケネディクス・オフィス投資法人の資産運用会社である、ケネディクス不動産投資顧問。10月初旬の設立に向けて準備に取り掛かるとともに、各ファンド間に利益相反が生じないよう、資産取得に関する優先順位を決定した。
新ファンドが最優先で検討権を持つのは、全ての商業施設。サービス施設の検討権は、第2位となる(第1位はケネディクス・プライベート投資法人)。
また、新たなJ-REIT設立による平成26年10月期(平成26年5月1日~平成26年10月31日)の運用状況の予想に変更はない。
http://www.kdx-reit.com/cms/153017AXDK.pdf