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東急リアル・エステート投資法人、横浜市の商業ビルを売却

2014/6/10 16:00

87億2,000万円で、商業ビルを売却
東急リアル・エステート投資法人は6月6日、神奈川県横浜市金沢区の商業施設「ビーコンヒルプラザ(イトーヨーカドー能見台店)」の売却を発表した。

売却価格は87億2,000万円で、帳簿価格の81億8,400万円を上回った。

「ビーコンヒルプラザ(イトーヨーカドー能見台店)」は京浜急行本線「能見台」駅から、徒歩約4分に位置する商業施設。築16年の物件であるため、維持費と収益のバランスを取るのが難しくなりつつあった。

安定的な収益を上げているものの、東急リアル・エステート投資法人の主な投資対象エリアである、“東京都心5区地域及び東急沿線地域”に所在しない物件である。

また、3年後の平成29年の賃料改定を経て、平成30年に現在の賃貸借契約の期間が満了するため、対応策を講じる必要もあった。

このような状況のもと、イトーヨーカ堂とは別の相手先から譲渡打診を受けた。現テナントであるイトーヨーカ堂が、契約時の協定書に基づく優先交渉権を行使したため、今回の譲渡契約へと至った。

(画像はプレスリリースより)

譲渡益は、修繕・設備工事に活用
売却益として発生する約4億6,800万円は、所有物件の修繕・設備工事費にあてる。将来、工事費の高騰が予想されるため、現在計画中の修繕・設備工事を前倒しで実施することを決定した。

修繕費用が収支に及ぼす影響等を考慮した結果、8月8日に物件の引き渡しと譲渡手取金の受け取りを行う。このため、譲渡益及び追加の修繕費が、第23期(平成27年1月期)に発生する。

一部の修繕工事については工期が第24期(平成27年7月期)にまたがるため、第23期に発生する譲渡益の一部を内部留保金として確保する。この結果、第22期(平成26年7月期)と第23期の1口当たり分配金の予想額に変更はなし。

外部リンク

国内不動産信託受益権の譲渡に関するお知らせ(ビーコンヒルプラザ(イトーヨーカドー能見台店))
http://www.tokyu-reit.co.jp/material/2014.6.6_2_J.pdf

平成26年7月期(第22期)及び平成27年1月期(第23期)の運用状況の予想の修正及び分配予想に関するお知らせ
http://www.tokyu-reit.co.jp/material/2014.6.6_1_J.pdf

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