「Sulatto Neo」を開発
三井住友建設株式会社が、高層板状マンション「Sulatto Neo(スラットネオ)」を開発したと発表した。「Sulatto Neo」はこれまで使用されてきた柱と梁による構造フレームではなく、「Neoフレーム」にてバルコニー側の構造躯体を構成することにより、板状外廊下形式のマンションでも柱型と梁型を無くすことができる。また眺望と開放感、室内有効空間の拡大、そして免震構造による安全性を実現する新構法だ。なお、Neoフレームとは、壁と床で構成する三井住友建設オリジナルの構造フレームのことだ。
(画像はプレスリリースより)
柱と梁が無い空間を実現
「Sulatto Neo」の特徴としては、柱と梁が無い住空間を実現したということだ。
“「Sulatto Neo」ではバルコニー側に柱型も梁型もないため。住戸の間口と天井いっぱいのフルサッシを設置することができる。それによって高層マンションならではの優れた眺望や、開放感、明るさを備えたリビング空間を実現することが可能だ。また一般的な板状外廊下形式のマンションに、適用可能であることも特徴だ。 「Sulatto Neo」であれば、敷地の形状や住戸ユニット形式への制限が少ないため汎用性が非常に高い。
「Sulatto Neo」は免震構造を採用しており、地上20階・高さ60m程度までの高層板状マンションに適した構法だ。免震構造の効果によって地震時の建物の揺れを最小限に抑え、住人の方々はもちろんのこと、家具や家財への安全性も高めている。
今後は、設計施工マンションの主力商品として、首都圏をはじめ全国の高層マンション案件に積極的に提案していく予定だ。
三井住友建設株式会社 ニュースリリース
http://www.smcon.co.jp/2014/01247361/