港区北青山の商業施設を16億8,000万円で取得
阪急リート投資法人は11月11日、新規運用資産として、「北青山3丁目ビル」（所在地：東京都港区北青山三丁目12番13号）を取得すると発表した。取得予定価格は16億8,000万円（諸経費・税金等を除く）。平成25年10月31日時点での、鑑定評価額は17億円だった。
都心散策に最適な青参道に立地
取得の理由として、青山通りより西側に入った「青参道」に位置するため、大通りに面さない閑静な雰囲気が特徴であること。吸引力の高い目的集客型ブランドが多く、優位性の高い立地であることなどを挙げている。青参道とは、北青山エリアの青山通りから神宮前に抜ける小道とその周辺エリアを指し、特にファッション分野において、コアなファンをターゲットとした店舗が集まっている。
竣工年月が2013年9月の築浅物件で、メインテナントは株式会社ACRO。株式会社ポーラ・オルビスホールディングスの100％出資会社で、自然派スキンケアコスメティックブランド「THREE」を、全国の百貨店を中心に25店舗展開している。
「北青山3丁目ビル」に出店している路面店「THREEAOYAMA」は、「THREE」の旗艦店として製品の販売を行うほか、スパとダイニングを併設し、エリアの特性やイメージにマッチした戦略的な店作りを行っている。
関西圏への重点投資と、分散投資戦略を平行推進
阪急リート投資法人は、商業用施設、事務所用施設及び複合施設に投資を行うJ-REIT。地域別では、原則としてポートフォリオ全体の投資額の50％以上、を関西圏への投資にあてていることで知られる。「北青山3丁目ビル」は、東京都心での都市型商業施設として、初めての取得となる。
なお、今後も関西圏50％以上、商業用途区画50％以上の投資方針を維持しながら、地域分散や用途分散を考慮し、優良な物件の取得を進めていくという。
http://www.hankyu-reit.jp/index.php
阪急リート投資法人のプレスリリース
http://www.hankyu-reit.jp/160336umrn.pdf
