中小規模の太陽光発電の普及を目指す
太陽光や風力などの再生可能エネルギーを用いて発電した電気を買い取る制度、「固定価格買取制度(FIT)」が2012年7月に施行された。太陽光発電分野に関しては、順調に普及を進める大規模な発電事業に比べ、中小規模の発電事業が思うように広がらない。これは、機器の設置費用が割高であることや、手続きが煩雑なことから、事業化に二の足を踏む企業が多ためだといわれている。
そこで三菱UFJリース株式会社、株式会社レオパレス21、オムロンのグループ会社であるオムロンフィールドエンジニアリング株式会社は共同で、賃貸住宅の屋根を活用した「屋根借り太陽光発電プロジェクト」を開始する。

レオパレス21が管理する物件の屋根を発電に利用
「屋根借り太陽光発電プロジェクト」では、レオパレス21が管理する全国の賃貸物件約3.5万棟のうち、太陽光発電に適した物件の屋根を賃借して、太陽光発電事業を推し進めていく。「屋根借り太陽光発電プロジェクト」における3社の役割は、三菱UFJリースが太陽光発電事業設備のリース、レオパレス21が太陽光発電設備の設置工事、オムロンフィールドエンジニアリングが運用・保守、発電量等のモニタリングを分担する。
3社は「屋根借り太陽光発電プロジェクト」を通じて、全国の賃貸物件を有効活用し、再生可能エネルギーの普及促進を目指すとしている。
http://www.leopalace21.co.jp/news/2013/0328_672.html