パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社は、パナソニック　システムネットワークス株式会社が製造しているフルHD対応TV会議システム、「HD映像コミュニケーションユニット」をケースに収納して、室内だけでなく屋外に持ち出すことができるようなシステムを作った。それが「可搬型 コミュニケーションパッケージシステム」であり、12月より発売を開始することになった。

HDコム本体では、HDカメラやHDモニター、同軸LANコンバーター、バッテリー電源などをハードケース内に搭載する。そのことによりLAN接続や同軸ケーブル通信によって遠隔地の拠点間でTV会議をすることが可能になる。またそれ以外にもIP-VPN経由によって接続をすることや、つながるネットサービスなどによってインターネット回線に接続することも可能である。

今回のシステムを発売した理由としては、災害現場などでも持ち込むことが可能ということである。従来の装置であれば様々な状況によっても違うが、ほとんどの場合使用することはできなかった。しかし今後はどの地域でも災害が起こる確率が高いということから、今回のシステムを開発、販売するということになった。

電源としてはAC100Vはもちろん搭載しているのだが、停電があった場合のことを考慮したバッテリー電源でも運用をすることが可能である。その場合は標準システム構成だけでなく、ノートPCなど40Wまでの機器でもサービスコンセントに接続すれば使用することができる。また防水性や防塵性があるハードケースを採用することによって、屋外に持ち出して使用することも可能となった。

パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社
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