新たな成長ステージで躍進
日成ビルド工業株式会社は11月13日、第6次中期経営計画(2014年3期~2016年3期)を発表した。昨年、創業50年を迎えた日成ビルド工業は、次の50年を第2創業期と定め、さらなる躍進を目指す。建築市場は、東日本大震災の被害が甚大であった東北地区における経済復興が急がれる一方、高度経済成長期に建築された公共施設やビルディング等の建替え、防災補強対策の需要も大きい。

売上倍増、配当性向35%など、飛躍の3か年計画
このような市場動向を背景に、日成ビルド工業の中核を占めるプレハブ建築の販売及びリースなどのシステム建築事業、立体駐車場事業、9月に子会社化した小澤建設の総合建設事業に注力する。2016年3月期の売上高は265億円(2013年3月期)から500億円に倍増、営業利益は15.2億円(2013年3月期)の3倍となる45億円を目標に掲げ、営業利益率の向上を図る。
さらにM&A・アライアンス戦略を活用して市場需要を取り込み、営業力を強化する。海外の成長市場へも投資を行ない、中国・アジアへの本格進出も開始する。3年後には、現地での基盤構築を果たす見通しだ。
これらの積極的な経営戦略で株主還元を推進し、3年後の配当性向35%を目指す。
http://www.nisseibuild.co.jp/ir/news/2012/pd