月額募集賃料を集計・算出し、その推移を考察
株式会社東京カンテイは、2024年2月15日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移』の同年1月版を発表した。このリリースは、同社のデータベースに登録された分譲マンション(ファミリータイプのみ)の月額募集賃料を行政区単位に集計・算出し、平米単価に換算した上でその推移を考察するというもの。同社はこのリリースを、毎月発表している。
首都圏、小幅ながら3ヵ月連続上昇
今回の発表によると、2024年1月の首都圏における分譲マンションの賃料は、3570円/平米となった。前月比ではプラス0.3%となり、小幅ながらも3ヵ月連続上昇を果たしている。都県別で見ると、東京都は概ね横ばいの4132円/平米をマーク。神奈川県は前月比プラス1.1%の2553円/平米、千葉県はプラス3.3%の2042円/平米で、共に上昇を達成した。一方、埼玉県はマイナス0.2%の2020円/平米となり、わずかながら下落している。
同月の首都圏について同社は、東京都が横ばいながら堅調な推移を維持していることに注目。また、平均築年数が大幅に若返った千葉県で賃料水準が上昇したことにも着目している。
近畿圏と中部圏も上昇を達成
2024年1月の近畿圏では、分譲マンションの賃料が前月比プラス0.4%の2163円/平米となった。同圏では、主要エリアである大阪府がプラス0.9%の上昇を達成。圏全体としても、小幅ながら4ヵ月ぶりの上昇を果たしている。中部圏は前月比プラス0.6%の1936円/平米をマーク。愛知県もプラス0.6%の1988円/平米となり、共に上昇を達成した。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移 1月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/T202401.pdf