首都圏で価格が1.5倍以上となった駅は71駅
東京カンテイは5月8日、「中古マンションのリセールバリュー2022」を発表した。中古マンションのリセールバリュー(価格維持率)は、築後9年~11年の中古マンションを対象に、分譲当時の価格と現在の価格から算出した指数である。
調査結果によると、首都圏におけるリセールバリューの平均値は132.5%だった。対象の398駅の大半が100%超え、71駅で資産価値が1.5倍以上を示している。

首都圏の駅別のリセールバリューランキング
首都圏の駅別のリセールバリューランキング1位は、前年に引き続き東京メトロ南北線の「六本木一丁目」駅の251.6%だった。分譲時の平均坪単価の483万6000円に対し、中古流通時の坪単価は1216万7000円に跳ね上がっている。2位は、東京メトロ千代田線の「新御茶ノ水」駅の208.1%。分譲時の平均坪単価は385万7000円、中古流通時の坪単価は802万7000円である。
3位は、小田急小田原線の「代々木上原」駅の192.0%。分譲時の平均坪単価は357万2000円、中古流通時の坪単価は685万9000円となっている。
ランキングの上位30駅の内訳は、麻布・赤坂・青山の3Aエリアなどの高級住宅地が存在する港区が最多の11駅、次いで渋谷区と千代田区がどちらも5駅ランクインした。
JR山手線エリアの駅が多くランクインする中、「片瀬江ノ島」「桜木町」といった東京23区以外の駅も登場してきている。
(画像はプレスリリースより)
https://www.kantei.ne.jp/report/115RV_shuto.pdf