東京カンテイは1月14日、「『分譲マンション賃料推移』2020年（年間版）」を発表した。

これによると2020年における首都圏分譲マンションの、1平米当たりの年間平均賃料は前年比6.8％上昇の3,081円。調査を開始して以来、初の3,000円超えを記録した。

全域的な上昇傾向にあることに加え、賃料水準が高い東京都でのシェア拡大が、首都圏全体の平均賃料を押し上げた。

エリア別の平均賃料は、東京都が同5.2％上昇の3,661円、神奈川県が同7.5％上昇の2,296円、埼玉県が同2.3％上昇の1,700円、千葉県が同2.9％上昇の1,668円となった。

近畿圏の1平米当たりの年間平均賃料は、前年比2.9％上昇の1,935円。大阪府が同2.5％上昇の2,162円、兵庫県が同1.0％上昇の1,688円と、中心エリアが牽引し、引き続き上昇傾向を示している。

中部圏の1平米当たりの年間平均賃料は同0.6％上昇の1,744円となり、小幅ながら持ち直した。愛知県は同0.6％上昇の1,791円だが、比較的築浅物件では弱含む動きが出ている。

（画像はプレスリリースより）

株式会社東京カンテイのプレスリリース
https://www.kantei.ne.jp/report/T2020.pdf