住宅ローンの借換で、人気の高い金利タイプは?
住宅ローンは、借換えた方がお得なのだろうか。住宅金融支援機構は12月22日、「2015年度 民間住宅ローン借換の実態調査」の結果を発表した。これによると、借換で人気の高かった金利タイプは「変動型」(40.5%)と、「固定期間選択型」(39.3%)。「全期間固定型」は20.2%だった。

また、住宅ローンの利用開始から借換までの経過期間は、「5年超10年以内」(37.8%)が最も多かった。

年収が高い世帯ほど、変動型を選択
世帯年収別の動向では、世帯年収が高くなるほど「変動型」に借換する割合が上昇する傾向がみられた。年収400万以下の世帯では「変動型」への借換は30.1%だったが、年収401万~600万円では40.7%。年収1,500万円以上では48.8%と、約半数が「変動型」に借り換えている。
また、借換理由で多かったのが「金利が低くなるから」68.5%と、「返済額が少なくなるから」53.3%。借換を行った人のうち92.1%が金利の低下を実現させており、低下率は「0.5%超~1.0%以下」が最も多かった。
(画像は、「2015年度民間住宅ローン借換の実態調査」より)
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