管理費が高いのはワンルームマンション
スタイルアクトは11月18日、分譲マンションの管理費についての調査結果を発表した。首都圏で分譲されたマンション2万3,000棟を対象に調査したもの。調査結果から平米あたりの管理費(管理費単価)の違いには、4つの特徴があることがわかった。第1は、ワンルームマンションの管理費単価が最も高いこと。平均面積10平米台の物件は436円、20平米台は361円と、80平米台までは面積が広くなるほど管理費単価が安くなる。しかし90平米台以上になると、面積が広くなるにつれて管理費が高くなることがわかった。
管理費単価が最も高いのはワンルームの436円で、80平米台のファミリータイプ178円の約2.5倍という結果になっている。

新築時の平均価格が3,500万円以下の物件は、管理費単価が168円。これに対して、1億500万円超の物件の管理費単価462円となっている。
総戸数が少ない物件、タワーマンションも管理費が高い
第3は、総戸数が少ない物件と多い物件で、管理費が高くなる傾向があること。総戸数が50戸未満では221円、200戸未満で179円、600戸以上で207円だった。共用部分の費用は総戸数で割って支払うため、戸数が少ないと1件あたりの管理費が高くなる。一方、戸数が多い場合でも共用設備やエレベーター台数が増えるため、共用部分の費用が膨らむ傾向にある。
第4は、タワーマンションの管理費単価が高いこと。物件の階高別の管理費単価をみると、「5~10階未満」が240円、「10~15階未満」は207円、「15~20階未満」が194円。
これに対し一般的に「タワーマンション」といわれる20階以上のマンションでは、「20~30階未満」が240円、「30~40階未満」が248円、「40階以上」では281円だった。
(画像はニュースリリースより)
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