東京と大阪のグレードAオフィス市場は賃料上昇・空室率低下の傾向が続く
総合不動産サービス大手のJLLは(ジョーンズ ラング ラサール株式会社)「ジャパン プロパティ ダイジェスト(JPPD)2015年第1四半期」を発表した。
大阪グレードAオフィスの月額坪当たり賃料は前期比2.1%増、前年比2.9%増の16,009円(共益費込)で3四半期連続で上昇、空室率は前期比0.3ポイント減、前年比2.5ポイント減の7.8%となり、3四半期連続の低下となった。
価格については、東京市場が前期比5.2%増、前年比19.7%増で12四半期連続の上昇、大阪市場が前期比4.6%増、前年比15.0%増で、6四半期連続の上昇だ。
グレードAオフィスの市場は東京、大阪ともに賃料上昇・空室率の低下傾向が継続している状況で、利回りの低下などにより価格も上昇していく見通しだ。
銀座と表参道の賃料が大きく上昇した東京のリテール(商業施設)市場
東京のリテール(商業施設)市場についての調査結果によると、月額坪当たり賃料は前期比5.7%増、前年比9.6%増の73,153円(共益費込)で10四半期連続の上昇となった。特に、1階賃料に牽引される形で銀座(月額坪当たり250,000円)と表参道(同210,000円)が大きく上昇している。価格は前期比12.8%増、前年比25.9%増で、6四半期連続の上昇。上昇率も加速している。個人消費の堅調な推移と訪日外国人増加などの環境の下、今後もこの傾向は継続するとされている。
http://www.joneslanglasalle.co.jp/japan/ja-jp/