日本賃貸住宅投資法人の第2株主に
大和証券グループ本社は11月18日、日本賃貸住宅投資法人の株式のうち、約30%を取得すると発表した。日本賃貸住宅投資法人は住宅特化型のJ-REIT。平成26年9 月末時点の保有不動産の総数は189物件、取得総額は1,895億円。稼働率は約98.1%で、住宅特化型J-REITの中ではトップを誇る。
大和証券グループ本社は、筆頭株主であるアップルリンゴ・ベンチャーズ・ワン・リミテッドから、30%の株式を譲り受ける。同時に発行済投資口の約2.5%に当たる36,877口も取得する。
アップルリンゴ・ベンチャーズ・ワン・リミテッドは、米国の大手投資ファンド運営会社オークツリー・キャピタル・マネジメント・エル・ピーの子会社である。
この結果、筆頭株主のアップルリンゴ・ベンチャーズ・ワン・リミテッドが保有する株式は約68%、発行投資口は約30.9%となった。

将来は、筆頭株主になる可能性も
さらにアップルリンゴ・ベンチャーズ・ワン・リミテッドの子会社が、日本賃貸住宅投資法人の投資口を担保にして、大和証券グループから借り入れる借入金について設けられた条件のもとで、株式が追加取得できる権利についても契約が結ばれた。大和証券グループ本社がこの権利を行使すれば、将来、大和証券グループが日本賃貸住宅投資法人の株式の約98%を保有する筆頭株主となる可能性がある。
(画像は、日本賃貸住宅投資法人のプレスリリースより)
http://www.daiwa-grp.jp/data/current/press.pdf
日本賃貸住宅投資法人のプレスリリース
http://www.jrhi.co.jp/site/file/tmp-fkPuW.pdf