一口当たり分配金は、1万864円
トップリート投資法人は6月16日、平成26年4月期(平成25年11月1日~平成26年4月30日)の決算を発表した。平成26年4月期の純利益は、対前期比21.3%増益の19億1,300万円。一口当たり分配金は、前期比より673円超の1万864円となった。
トップリート投資法人は、三井住友信託銀行を主要スポンサーとする総合型のJ-REIT。
今期は都心部のオフィスビル2物件と、千葉県柏市の商業施設の計3物件を123億円で取得した。これに伴う資金調達として新たに投資口を発行し、45億円を確保。残りの資金は、金融機関から借り入れた。
3物件の取得により、期末時点での運用資産は22物件。取得価額は総額で、1,978億5,500万円となっている。

今後は、やや減益傾向で推移と予測
次期となる平成26年10月期(平成26年5月1日~平成26年10月31日)の純利益は、対前期比2.5%減益の18億6,500万円、一口当たり分配金は1万600円となる見通しだ。これは、新規取得3物件が営業収益向上に寄与するものの、固定資産税等の公租公課費が増大するため。
続く平成27年4月期(平成26年11月1日~平成27年4月30日)も、保有物件である「神田錦町三丁目ビルディング」の主要テナントの解約による、営業収益の低下を見込んでおり、純利益は16億3,600万円、一口当たり分配金は9,300円と予想している。
http://www.top-reit.co.jp/site/file/tmp-bSFS6.pdf