いちご不動産投資法人がポートフォリオ稼働率速報値を発表した。物件数は7月8月ともに69件である。

2013年7月末時点では全物件の稼働率は94.9%だったが、8月末時点では95.4%となり、0.5%増加した。用途別で見た場合には、オフィスが7月末時点で93.8%、8月末時点では94.6%となり0.8%増加した。レジデンスは4月時点で99.0%、8月末時点では98.7%となり0.3%の減少であった。

地域別で見た場合には、千代田区、港区、中央区、新宿区、渋谷区、品川区の都心6区が7月末時点で94.2%、8月末時点で95.3%となり1.1%と大幅に増加した。その他の首都圏では7月末時点で95.1%、8月末時点で95.5%となり0.4%増加した。

大阪市、名古屋市、福岡市、札幌市の4大都市では7月末時点も8月末時点も98.5%となり、増減はなかった。またその他の主要都市は7月末時点で93.3%、8月末時点は92,9%で0.4%減少した。

（画像はニュースリリースより）

COI 西参道ビルとDSM日本橋蛎殻町ビルで新規成約があったため、用途別「オフィス」と地域別「都心 6 区」の稼働率が向上した。

またカーニープレイス佐賀で一部のテナントに解約があったため、地域別「その他主要都市」の稼働率が低下した。今後当該物件の空室区画については、早期契約に向けたリーシング活動に取り組んでいる。いちご不動産投資法人では、省エネルギー対策の推進や、環境面の見直しや情報発信、啓発活などの取り組みを継続的に実施している。

国土交通省の主導のもとで普及がすすめられているCASBEE(建築環境総合性能評価システム)において、運用物件であるエムズスクエアが新たに開発された「CASBEE 不動産マーケット普及版」のCASBEE 不動産認証制度(先行認証)でAランク評価の認証を取得した。

今後は入居テナントの満足度を向上するための施策を実施していくとともに、環境評価の認証取得も引き続き進めていく。

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