GLP投資法人の革新的な取り組み
GLP投資法人が初の取り組みを複数行っていくと発表した。今回新たに採用された革新的な取り組みは7つである。まずは最高水準のポートフォリオだ。GLP投資法人は、業界最高である先進的物流施設ポートフォリオとなる。これは国内で最大の物流施設プロバイダーであり、スポンサーが保有するポートフォリオと同等のレベルとなる。そのためスポンサーの旗艦物件のGLP東京とGLP尼崎をIPO時に取得する。

ガバナンスについても見直し
売買予約契約や物件情報提供契約など、スポンサーサポートによる豊富で具体的な外部成長機会を確保するということだ。なお売買予約契約は、J-REITとして初の試みとなる。またFFO(ファンズ・フロム・オペレーター)をベースとして、分配を可能にするOPD(利益超過分配)も行っていく。スポンサーのコミットメントとしては、IPO時にスポンサーが投資口のうち約15%を保有することによって、スポンサーと投資主の利益を一致させていく。
資産運用報酬の約3分の2は、NOIとEPUに連動した業績連動型とし、資産運用会社の経営陣に対するボーナスは「EPU(一口あたり当期純利益)」と 「投資口価格の相対的パフォーマンス(対東証リート指数)」に連動したインセンティブ型報酬とする。
またJ-REITでは最大級となるオファリング総額約1,100億円のIPOを実施し、投資口を小口化することによって、投資家の拡大や流動性を向上させていく。なおIPO時の発行価格は60,500円。
利害関係人取引に対するガバナンス体制としては、コンプライアンス委員会・投資委員会の外部委員による拒否権や、外部委員選任においての投資法人役員会への拒否権が新たに加えられた。
http://www.glpjreit.com/site/file/tmp-rUBzU.pdf
GLP投資法人
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