強いブラジル、インド
昨今の世界的不況の影響で、世界の不動産市場も停滞している。2012年の第一四半期に住宅価格が最も上昇した国はインドとブラジルであった。一方、最も下落した国はギリシャとアイルランドであった。日本の住宅価格上昇率は前年比マイナス2.64%で36カ国中19位とふるわなかった。英国のブリストルに拠点を置くグローバルプロパティガイドの最新の調査によると、第一四半期には3分の1の国の住宅価格が上昇したが、残りの3分の2は下落しており、世界的な不景気の影響が強く反映された結果となった。
ブラジルとインドの上昇率はきわめて高く、インドのデリーの前年比は24.41%と急上昇した。またサンパウロでは18.7%上昇し、新興国の強さを見せている。

ヨーロッパは下落傾向
一方、アイルランドの住宅価格の下落率は特に高く、前年比で18.95%も下落している。厳しい財政に加え、住宅の過剰供給と需要の不足により下落率が高くなったものと思われる。経済危機状態にあるギリシャのアテネもまた住宅価格の下落率が高く、前年比で11.68%下落している。
同じくヨーロッパに位置する国々の数字を見てみると、ポーランドのワルシャワ(-10.94%)、ポルトガル(-10.45%)、スペイン(-9%)、オランダ(-6.05%)、スロバキア(-5.89%)となっている。ヨーロッパ諸国では回復の要因が乏しく、他の国でも住宅価格、地価ともに下落傾向にある。しかし、エストニアのように住宅価格が9.13%も上昇し、ヨーロッパ市場の不安をいくらか和らげる結果も見られた。
『Housing Prices Up in India and Brazil; Down in Greece and Ireland』
http://www.worldpropertychannel.com/
駐日ブラジル大使館
http://www.brasemb.or.jp/economy/trade_investimentodireto.php