駅エリアごとの平均坪単価を算出/考察
株式会社東京カンテイは、2025年5月20日、都営地下鉄三田線・目黒駅~巣鴨駅間の駅別中古マンション価格を発表した。ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格を元にして、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、同年1月から3月までの3ヵ月間に実施されている。

上昇率が43%台に到達した白金高輪駅
今回の発表によると、都営地下鉄三田線の目黒駅~巣鴨駅間において中古マンション価格が最高値となったのは、925万円の白金高輪駅だった。同駅エリアは今期、上昇率が43%台に到達。事例数は前期の540件から437件に減少したが、事例の築浅化が進んだことで大幅な上昇を果たした。今期の同区間では、他の駅エリアも大幅な上昇をマーク。三田駅は2桁の反転上昇にって495万円に到達し、白金台駅も36%台の上昇で価格が874万円に達している。千石駅も2桁上昇によって407万円となり、白山駅は前期から2桁上昇を維持する形で389万円を示した。
春日駅も堅実な上昇を達成
上昇幅が200万円以上の駅も散見される今期の同区間では、春日駅も堅実な上昇を達成。8%台の反転上昇により、2年前の水準にまで回復を果たした。なお都営地下鉄三田線全線(目黒駅~西高島平駅)の中古マンション価格は、438万円となった。前年と比較して、価格で79万円、比率で22.0%上昇している。
(画像はプレスリリースより)
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/7366/