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債務危機で住宅価格が落ち込むヨーロッパ

2012/9/24 15:00

ナイト・フランク社の住宅価格調査
ロンドンに拠点をおき、世界規模で展開する不動産コンサルティング会社ナイト・フランク社の調査によると、世界の住宅価格は第2四半期(2012年4月~6月)の3ヶ月で1.1%上昇したことがわかった。四半期の上昇率は、2009年第4四半期以来の高さである。

一部の国の住宅価格が堅調に推移し、今期の緩やかな回復に至った。55ヶ国中、25ヶ国が前年同期と比較し住宅の価格が上昇している。アメリカでは6.9%、カナダは3.2%、香港では7.6%上昇した。

ユーロ加盟国は低迷
しかし、良いニュースだけではない。ヨーロッパの住宅市場は低迷している。財政苦、雇用状況の悪化、購買力の低下により、住宅需要も落ち込んでいる。ユーロ地域では、債務危機を解決する見込みがほとんどたっておらず、不動産業界では苦境が続くと見られている。

アジアではインフレ懸念
香港、中国、シンガポールでは過去5年間に大幅に住宅価格が上昇しており、インフレーションの懸念があるため、大規模な住宅建設計画、高い財産税、外貨の抑制といった政策をとって住宅価格の過度の上昇を阻止している。

アメリカは大統領選後に注目
アメリカでは住宅価格が順調に推移し、明るい兆しが見られるが、11月に行われる大統領選挙の結果によって今後の住宅政策が左右されるといっても過言ではない。

▼外部リンク

knight frank「GLOBAL HOUSE PRICE INDEX」
http://www.knightfrank.co.uk/residential/research/

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