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不動産営業に約23%が不信感、取引にはより正直さと誠実さを求める傾向

2022/4/15 16:00

不動産営業に対する消費者の本音を調査
不動産直販専門サイト「FLIE」の運用など不動産情報のマッチング事業を展開する株式会社FLIEは8日、住まいや暮らしに関する調査・研究を行う「フリエ住まい総研」の調査活動として、「不動産営業への本音」に関する調査を実施、その結果をとりまとめて公開した。

調査は2022年3月15日~3月21日の期間、20代以上で自身居住用の住宅を探している人を対象に、インターネット・アンケート方式で行い、279人から有効回答を得たものとなっている。

まず、物件を案内する不動産営業担当者をどのくらい信頼しているか尋ねたところ、「信頼している」は9.3%、「少し信頼している」が41.2%で最も多く、「あまり信頼していない」が20.1%、「信頼していない」は2.9%、「どちらでもない」が26.5%となった。

「信頼している」と「少し信頼している」を合計した50.5%は一定の信頼を置いているといえるが、「あまり信頼していない」と「信頼していない」の合計である23.0%は、そもそも不動産営業に不信感を抱いていることが分かる。

続いて、物件を探す上で不動産営業担当者に期待することは何か、複数回答可で尋ねると、「正確な情報提供」が82.1%で圧倒的に多く、トップとなった。これに次ぐのは「誠実な接客姿勢」の59.9%で、これらトップ2が過半の支持を得ている。

3位は「専門的な知識量」の44.8%、4位に「人柄の良さ」の43.4%、5位は「レスポンスの速さ」の43.0%、以下「土地勘がある」33.3%、「提案力」29.4%、「その他」の0.7%となった。

専門的なスキルや知識面以上に、伝える情報の正確さと接客姿勢の誠実さが強く求められている点が特筆ポイントといえる。フリーコメントには、「物件のメリットとデメリットも教えてくれる」ことを望む声もあった。

利用不動産会社は地域密着型希望が過半
不動産会社を選定する段階でどのような点を重視するか、複数回答可で選択してもらうと、「地域密着型であること」が最も多く、過半の54.8%になった。規模の大きさや知名度などより、対象地域に根付いた業者が好まれている。

2位は「コストパフォーマンス」の48.7%、3位に「インターネット上の口コミ」の37.6%となった。以下4位が「企業規模が大きい」の23.7%、5位「オンラインサービスの充実度」12.5%などと続く。

物件の決定にあたり、内見方法として望ましいサービスは何か尋ねた結果では、「営業担当同行の現地内見」が82.1%と圧倒的に高い回答率となった。内見方法も多様化する昨今だが、やはり旧来の営業担当者が同行し、実際に案内を受けながら現地内見を行うスタイルが多数派に支持されている。

営業担当が同行しない「無人での現地内見」は28.3%、「現地からのオンライン内見」が13.8%、「写真やVRのみ」で内見自体をしないスタイルは3.2%と低い支持にとどまった。

自身が受けた接客の満足度については、「満足している」が26.6%、「少し満足している」が最も多い37.1%で、これらを合わせた6割超の人は、概ね満足感を抱いていると分かった。

一方、「少し不満がある」人は10.9%、「不満がある」人は3.1%で、約14.0%の人には一定以上の不満が残っている。「どちらでもない」は22.3%だった。

不満がある人からのフリーコメントでは、「一方的な話し方で、こちらの要望をあまり聞き入れず不愉快だったから」といった声や、「決まり文句で契約を急がせる人が多く、嘘をつかれているような不快な気持ちになる」といった声がみられている。

(画像はプレスリリースより)
(調査元:「フリエ住まい総研」)

外部リンク

株式会社FLIEによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000052057.html

「フリエ住まい総研」
https://flie.jp/magazine/category/features/research/

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