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仮契約住宅販売指数下落に反応限定的、注目は31日のケースシラーか

2012/7/28 17:00

仮契約住宅販売指数、予想を大きく下回る結果
7月26日、全米不動産協会(NAR)が6月の仮契約住宅販売指数を発表した。

仮契約住宅販売指数は、仮契約が本契約に移行するまでに5週間前後を要することから、中古住宅販売の先行指標とされている。

結果は前月比1.4%低下。市場は0.9%の上昇を予想していただけに、マーケットの回復基調に影を落とす結果であった。

原因は「在庫不足」?、31日の指標に注目
同協会は今回の下落について「在庫不足」が一因とし、需要は依然として高いことを説明している。

実際、この発表に対して市場の反応は限定的で、NY市場はほぼ無反応、為替もユーロドルのショートカバーが加速するなどリスク選好の動きが続いた。

しかしながら、実際に需要が高く供給が不足しているのであれば、住宅の価格は理論的に上がる仕組みだ。

NARは楽観的な見通しを示すことが多いため、市場はまだ懐疑的な状況にあり、31日発表される5月のS&Pケース・シラー住宅価格指数の動向を待つ状況にある。

外部リンク

NAR
http://www.realtor.org/

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