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リバースモーゲージ型住宅ローン申込者、平均年齢は72歳-住宅金融支援機構

2018/5/23 04:00

注目高まる60歳以上の人ための住宅ローン
住宅金融支援機構は5月18日、高齢者向けの住宅ローン「リ・バース60」の利用実績などを公表した。

これによると平成29年度の申請戸数は、対前年度比446.2%の174戸。このうち実績戸数は対前年度比425.0%増の68戸だった。実績金額は対前年度比566.7%増の8.5億円だった。取り扱い金融機関の数は年度末累計で対前年度比165.2%の38機関となっている。

申込者の利用実態をみると平均年齢は72歳、平均年収330万円。属性別では「年金受給者」が最も多く60%、次いで「会社員」19%、「個人経営」6%、「会社役員」6%だった。

融資資金の使いみちで最も多かったのは「新築マンション購入」の40%。次いで「新築戸建建設」31%、「戸建リフォーム」13%と続く。

資金計画の平均は所要額が3,391万円、融資額が1,691万円、毎月返済額が3.5万円となっている。利用タイプの割合では「ノンリコース型」が61%、「リコース型」が39%だった。

自宅を売却せずに融資が受けられるサービス
このサービスは、満60歳以上の人を対象とした、リバースモゲージ型の住宅ローンである。

リバースモゲージ型住宅ローンとは、持ち家やその敷地などの不動産物件を担保にして、融資を受けることができるサービス。毎月の返済は利息のみで、元金は申込者が死亡したときに、住宅や土地などを売却して一括返済する仕組みだ。

自宅を売却せずに融資が受けられるのが最大のメリットで、申込時の収入要件なども住宅ローンに比べて、緩やかなのも特徴となっている。

高齢化が進み、バリアフリーなどの住宅リフォーム、住み替え、子供が独立後の住宅の減築などに対するニーズが増えていることから、リ・バース60の需要が高まっている。


(画像はプレスリリースより)

外部リンク

独立行政法人住宅金融支援機構のプレスリリース
https://www.jhf.go.jp/files/400346450.pdf

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