首都圏/近畿圏/中部圏/福岡県にて集計
株式会社東京カンテイは、2021年8月10日、同年7月における新築木造一戸建て住宅の平均価格を発表した。ここでの「価格」は、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内」といった条件を満たす新築木造物件を対象として、首都圏/近畿圏/中部圏/福岡県にて集計・算出されたもの。同社はこの「価格」を毎月発表している。
コロナ禍の影響なしで上昇傾向が強まった首都圏
今回の発表によると、2021年7月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、3855万円となった。前月比ではプラス2.4%となり、2ヵ月連続の上昇を果たしている。都県別に見た場合、東京都は前月比プラス3.3%の4711万円、神奈川県もプラス3.4%の4120万円となり、共に2ヵ月連続の上昇をマーク。千葉県はプラス3.0%の3403万円となり、3ヵ月連続上昇を達成している。一方、埼玉県はマイナス2.7%の3374万円となり、下落へ転じた。
同月の首都圏の動きについて同社は、コロナ禍の影響が見られないと考察。価格は上昇傾向が強まり、分譲戸数も千葉県以外は増加した点に注目している。
近畿圏、兵庫県と京都府が大幅に上昇
2021年7月の近畿圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、3305万円となった。大阪府は下落へ転じたものの、兵庫県と京都府が大幅な上昇を達成したことで、圏全体としても前月比プラス3.0%で2ヵ月連続上昇を果たしている。中部圏は、前月比プラス0.5%の3113万円となり、反転上昇をマーク。愛知県はマイナス1.6%の3303万円となって下落に転じたが、前年同月比ではプラス0.1%で上昇を維持した。
福岡県は、前月比プラス0.2%の3179万円で上昇へ転じている。前年同月比は、プラス1.0%となった。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 7月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatesintiku202107.pdf