分譲マンション購入者の7割以上が立地環境を重視
国土交通省は4月16日、平成30年度の「住宅市場動向調査」の結果を公表した。これによると、マンション購入者は「立地環境」を重視する傾向が強まっている。調査で「現在居住している住宅を選択した理由(複数回答)」を尋ねたところ、「立地環境が良かったから」と回答した割合は、分譲マンションが最も多く72.3%、中古マンションでも60.5%という結果になった。
また、「立地環境が良かったから」と回答する割合は、過去4年間連続で増加している。
中古マンションの平均購入価格は2,819万円
住宅の平均購入価格と平均世帯年収をみると、購入価格は注文住宅を除いて増加傾向にある。このうち中古マンションの平均購入価格は2,819万円で、購入者の平均年収は715万円。分譲マンションの平均購入価格は4,577万円で、購入者の平均年収は840万円となっている。
これを5年前の2014年調査と比べると、中古マンションの購入価格は31.7%増で、年収は3.32倍から3.94倍へと上昇。分譲マンションの購入価格は25.9%増となっており、年収の5.24倍から5.45倍に上昇している。
(画像はプレスリリースより)
国土交通省のプレスリリース
http://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000135.html