持家は減少、貸家と分譲住宅は増加
東京都は6月6日、「平成28年4月の新設住宅着工」についてとりまとめ、その結果を公表した。これによると4月の、東京都内における新設住宅着工戸数は1万3,295戸。前年同月と比べると持家は減少したものの、貸家、分譲住宅は増加し、全体で9.3%増と3か月連続で増加している。
利用関係別でみると、持家が1,242戸。前年同月より7.9%落ち込み、3か月振りの減少となった。貸家は前年同月比20.1%増の6,177戸で、2か月振りに増加へと転じた。
分譲住宅は5,839戸。前年同月比3.4%増え、2か月連続で増加傾向を維持している。内訳ではマンションが4,323戸。前年同月比0.9%と微増ながらも、2か月連続での増加となった。一戸建ては1,484戸だった。前年同月比10.6%増で、2か月ぶりの増加となった。
都心3区は、5か月連続で減少
地域別では千代田区、中央区、港区の都心3区が615戸。前年同月比13.6%減で、5か月連続で減少している。千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、渋谷区、豊島区の都心10区は前年同月比15.0%減の2,530戸。2か月連続で減少している。
東京23区全体の着工戸数は9,789戸。前年同月比16.2%増で、3か月連続で増加している。市部は3,476戸。前年同月比5.3%減、3月振りに減少へと転じた。
東京都のプレスリリース
http://www.metro.tokyo.jp/60q66100.htm