購入者は何件もモデルルームを見学
リクルート住まいカンパニー運営の『スーモカウンター新築マンション』は12月4日、「新築マンション検討中のスーモカウンター利用者の動向」に関する調査レポートを発表した。「スーモカウンター」とは、中立的な立場のアドバイザーが新築マンション探しなどを無料でサポートするサービス。調査レポートでは、スーモカウンター利用者の新築マンション購入者と非購入者を分析した。その結果、購入に至るプロセスには次のような特徴があることが明らかになった。
まず[購入者]は、[非購入者]より多くの新築マンションを見学していることがわかった。これは、新築マンション見学数のうち、実際に購入した人が、[非購入者]を上回ったことから判断できる。[購入者]の新築マンション見学数は、[非購入者]の約2.6倍に昇った。
購入者と非購入者で興味項目に差異
[購入者]はマンション見学数を増やすために、マンション検索の条件を「通勤アクセス」や「価格」など、制約条件で絞り込むことで、希望に即した候補物件を増やしていることも判明した。[購入者]と[非購入者]の興味ある項目のトップ3は同じであったものの、[購入者]と[非購入者]を比較すると、より重視する条件には違いがあった。
[購入者]がより重視する項目は、「通勤アクセス」と「価格」。勤務先や予算など、制約条件を重視している。
一方の[非購入者]は「周辺環境」、「生活環境」、「エリアイメージ」に対する興味が強い。街並みや商業施設の充実など、感覚的な条件を重視している。
これらの結果、見学から購入に至るまでのプロセスには、まず制約条件を満たした物件を見学し、モデルルームや周辺環境を実際に確認して感覚的条件にも満足した結果、購入を決断するものと考えられる。プレスリリース/株式会社リクルート住まいカンパニー
http://www.recruit-sumai.co.jp/press/2012