東日本不動産流通機構（東日本レインズ）は4月10日、2019年3月度の「月例マーケットウオッチ」を発表した。

これによると2019年3月の首都圏における中古マンションの成約件数は、前年同月比7.8％増の4,117件だった。

成約平米単価は、3.6％上昇の53万9,600円。成約価格も3.6％上昇の、3,496万円となっている。どちらも2か月連続での、上昇となった。

地域別の成約件数は、「多摩」を除く各地域が前年比で増加した。特に「横浜・川崎市」は6か月連続、「千葉県」は5か月連続で上昇を続けている。成約平米単価も「多摩」を除く各地域が上昇しており、「埼玉県」は10か月連続、「千葉県」は5か月連続で前年同月を上回った。

3月の首都圏における中古戸建住宅の成約件数は、前年同月比6.0％増の1,350件。5か月連続で前年同月を上回っている。成約価格は2.8％下落の、3,182万円だった。

地域別の成約件数は、「東京都区部」と「千葉県」を除く各地域が前年比で増加。「神奈川県他」は8か月連続、「多摩」は6か月連続で前年同月を上回っている。成約価格は「多摩」、「横浜・川崎市」、「神奈川県他」が前年比で下落しており、特に「多摩」と「神奈川県他」が2ケタの下落となった。

月例マーケットウオッチ：2019年3月度 - 公益財団法人　東日本不動産流通機構
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_201903_summary.pdf