FANTAS technology株式会社は、2019年4月11日、同社運営の不動産クラウドファンディング『FANTAS funding』において、初のインカム型（賃料収益の分配）案件募集を開始した。

FANTAS technologyは、テクノロジーを活用した様々な挑戦を不動産業界において展開している企業。『FANTAS funding』は、これまで30件の募集で累計約4億円以上の出資を集めているクラウドファンディング。

『FANTAS funding』は、1口1万円からオンライン上で不動産投資を行い、賃貸または売却からの収益に基づいた配当金の分配を受けられるというもの。対象不動産は、空き家となっている住宅をリノベーションあるいはバリューアップしたものが中心となる。

現在、日本では空き家が増え続けており、2033年には3戸に1戸が空き家になるとも予想されている。同社は、空き家を投資用不動産として再生する事業『FANTAS repro』を以前から展開しており、多くの投資家からも好評を獲得していたという。『FANTAS funding』では、再生した空き家をファンド化することで、社会貢献と低リスク投資の両立を図っている。

『FANTAS funding』ではこれまで、主としてキャピタル重視型（売却益の分配）で運用期間が4カ月～8カ月間のファンドが展開されてきた。対して今回募集が開始された案件はインカム型であり、1年間の中期的な運用が行われる。場所は東京都渋谷区で、名称は『FANTAS check PJ』第19号。利回りは、年利4.7％となっている。

FANTAS technologyは今後も、不動産投資をより身近なものにすべく、様々なバリエーションの募集を行うとしている。

「FANTAS funding」、 賃料収益の分配で運用するインカム型でファンド募集開始 - FANTAS technology株式会社
https://fantas-tech.co.jp/news/press/2651/