東日本不動産流通機構（東日本レインズ）は5月14日、2018年9月度の「月例速報 Market Watch サマリーレポート」を公表した。

これによると、首都圏中古マンションの成約件数は、対前年同月比0.7％増とほぼ横ばいの3,244件。微増ではあるが8月に引き続き、前年同月を上回った。

成約平米単価は対前年同月比1.4％上昇の51.39万円。成約価格も対前年同月比2.0％上昇の3,292万円と、いずれも2013年1月から69か月連続で前年同月を上回っている。専有面積は、前年比プラス0.6％の64.06平米だった。

成約件数は千葉県と神奈川県を除く各エリアが前年比で減少したものの、東京都区部と多摩は横ばいで推移している。また東京都区部は2012年10月から72か月連続で前年同月を上回った。

首都圏中古戸建の成約件数は1,090件。対前年同月比0.3％増と、中古マンション同様にほぼ横ばいとなった。

成約価格は対前年同月比で2.3％下落しており、2017年8月以来13か月ぶりに前年同月を下回る結果となった。土地面積は対前年同月比0.3％増、建物面積は2.0％減だった。

成約件数は横浜・川崎市、神奈川県他、及び千葉県が対前年同月比で増加し、横浜・川崎市は4か月連続で前年同月を上回っている。成約価格は横浜・川崎市、神奈川県他、千葉県が対前年同月比で下落。東京都区部は6か月連続で上昇傾向を維持している。

月例マーケットウオッチ：2018(平成30)年09月度 - 公益財団法人 東日本不動産流通機構
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_201809_summary.pdf