近畿圏不動産流通機構（近畿レインズ）は11月6日、「2017年度近畿圏年刊市況レポート」を発表した。

近畿2府4県の2016年度（2016年の4月～2017年3月の合計）の中古マンション成約件数は17,104件、前年比マイナス0.5％で前年プラスから再び減少。成約平米価格は29.38万円／平米、同プラス5.5％で7年連続の上昇。

中古戸建成約件数は12,072件、前年比プラス1.1％で2年連続の増加。成約価格は1,836万円、同プラス1.9％で3年ぶりの増加となった。

新築戸建成約件数は4,517件、前年比プラス11.4％で3年連続の増加。成約価格は2,739万円、同マイナス0.7％で4年ぶりの減少。

土地成約物件は6,988件、前年比プラス2.1％で5年連続の増加。平米価格は8.46万円、同マイナス1.9％で2年連続の減少となっている。

エリア別の2016年度の中古マンション成約件数は対象9地域中4地域が前年比で増加し、2016年度と比べ増加エリアは3地域減少。成約平米価格は8地域が前年比で上昇し、上昇エリアは前年と同じとなった。

成約件数では、大阪市や大阪府他、京都市、京都府他で増加。成約平米単価では、和歌山県以外は前年比で上昇、大阪市ではプラス10.1％と2桁の上昇となった。


エリア別の中古戸建住宅成約件数は9地域中6地域が前年比で増加し、2016年度と比べて3地域減少した。また、成約価格は4地域が前年比で上昇し、上昇エリア数は前年比で1地域増となっている。

（画像は近畿レインズ公式サイトより）

近畿レインズ　「2017年度年刊市況レポート」
http://www.kinkireins.or.jp/trend/nenpo/2017/index.html