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2016年Q4の路面店舗の市場動向-CBRE調べ

2017/2/10 21:00

訪日外国人増加するも、増加率に陰り
CBREは2月9日、2016年第4四半期の路面店舗の市場動向を発表した。

これによると2016年に日本を訪れた外国人数は、前年比21.8%増の2,403万9,000人で過去最高を更新した。5年連続で増加しているが、増加率の鈍化がみられる。

また2016年第4四半期の訪日外国人旅行者の消費額は、前年同期比1.3%増の8,922億円。同期間では過去最高を記録したものの、1人当たりの旅行支出は、前年同期比12.2%減の約14万7,000円と縮小傾向にある。

東京の賃料は6期連続で横ばい
2016年第4四半期の東京(銀座、表参道・原宿、新宿、渋谷)のプライム賃料は、坪当たり40万円。6期連続で横ばいが続いている。

銀座では複数階やフロア面積が大きい物件を中心に、テナント退出後の入居者の決定に時間がかかる傾向が強まっている。

表参道・原宿は情報発信エリアの特性に注目するテナントからの需要が高く、日本初出店や旗艦店の出店が依然として多い。

新宿は他のエリアに比べ、比較的面積が大きい物件が好評。

渋谷では、ブランドの認知度向上を狙うテナントからの立地評価が高まっている。

CBREリテール営業統括部シニアディレクターの佐藤顕尚氏は、小売業者が収益確保の見通しについて慎重になっているため
需要はあるものの、エリア、面積、賃料など全ての条件が希望に合わなければ出店に至らないケースもみられる
(プレスリリースより)

と述べおり、オーナー側が内装費などの初期費用を負担するなど、受け入れ業種の幅を広げる必要がありそうだと分析している。

(画像は、CBREのホームページより)

外部リンク

CBREのプレスリリース
http://www.cbre.co.jp/

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