近畿レインズ（近畿圏不動産流通機構）は3月28日、「マンスリーレポート 2016年3月号 （No.039）」を発表した。

2月の近畿圏中古マンション（専有面積：～350平米）の成約件数は、1,582件で前年比マイナス1.1％と、3か月連続で前年同月を下回った。成約平米単価は29.3万円／平米で、前年比プラス9.4％で、13年2月から37か月連続のプラス。また、新規登録の平米単価も、30.7万円／平米で、前年比プラス9.5％で、13年7月から32か月連続のプラスとなった。

また、近畿圏中古戸建住宅（専有面積：50～350平米）の成約件数は959件で前年比プラス20.20％と2ケタ増となった。新規登録の価格は、2,347万円で、前年比プラス3.5％となり、堅調な状況となっている。

近畿圏中古マンションの地域別動向では、成約件数は、大阪市が338件で前年比プラス3.7％となったほか、神戸市、兵庫県他、京都市、京都府他、和歌山県で前年比プラス。大阪府他など3地域が前年比でマイナスとなり、大阪府他、奈良県は2ケタ減となった。

成約平米単価は、大阪市で37.8万円／平米で、前年比プラス11.1％となるなど、京都府他を除く8地域で前年を上回っている。

近畿圏中古戸建住宅の地域別動向では、成約件数は、調査対象の9地域全てがプラスで、大阪市がプラス35.6％、神戸市がプラス32.9％、兵庫県他がプラス46.5％大幅な上昇となっている。成約価格は、9地域中、神戸市を除く8地域で前年比プラスとなっている。

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