投資家の半数が売りどきと判断
健美家は6月4日、「不動産投資に関する意識調査(第3回)」の結果を発表した。情報サイト「健美家」の会員のうち482人を対象に調査を行ったところ約半数が、今は「投資用不動産物件の売りどき」だと感じていることがわかった。投資用不動産について尋ねたところ、「買いどき」と答えた人は全体の18%。一方、「売りどき」と答えた人は昨年より10%増の49%だった。投資家の間で売りムードが高まっていることがうかがえる。
東京オリンピック開催年が市場のピーク
買いどきだと思う理由は「金利が低く融資が受けやすい」ことや、「東京オリンピックに向けて、今後の値上がりが期待できる」ことなどが挙げられたている。売りどきだと思う理由では「購入希望者が多く、物件価格が値上がり基調にある」ことや、「買い手側の融資が受けやすい」こと、「今後、賃貸経営が厳しくなると予測されるから」などが挙げられている。
また、「買いどき」だと思う時期については、東京オリンピックが開催される「2020年まで」と答えた人が最も多く、35%。「売りどき」だと思う時期も同様に「2020年まで」が最多で、25%だった。
投資家の多くが、東京オリンピックの開催年である2020年を不動産価格のピークと捉えており、売買のタイミングを計っていることが明らかになった。
(画像はニュースリリースより)
健美家株式会社のニュースリリース
http://www.kenbiya.com/img/press/pre2015-06-04.pdf