東急不動産は5月19日、「TOREIT四半期報告」（2015年4月）を発表した。JREIT上場の全投資法人情報のデータベース「TOREIT」のデータを分析して四半期毎のトピックを発表しているもので、今回で30回目となる。

JREIT資産規模は、2015年3月末日時点で、物件数2,986件（前期　2,862件）。資産総額（取得金額ベース）13兆2,856億円（同　12兆8,527億円）と、資産総額は引き続き拡大が続いており、投資法人の物件取得意欲は引き続き高いものと推察されるとしている。

2015年1～3月期の取得件数は139件、4,961億円（前期　118件、5,052億円）。売却件数は15件、565億円（前期　24件、678億円）。投資法人は51投資法人（前期　49投資法人）で、2投資法人（ケネディクス商業投資法人、ヘルスケア＆メディカル投資法人）が新規上場。

取得時鑑定キャップレートは平均5.0％（前期　5.1％）と低下。また、運用時NOI利回りは平均5.4％（前期　5.4％）で横ばいとなっている。

東急不動産　「TOREIT四半期報告」（2015年4月）
http://www.tokyu-land.co.jp/news/2015/pdf/toreit1504.pdf