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「ジャパン プロパティ ダイジェスト(JPPD)2015年第1四半期」を発表(JLL)

2015/5/21 17:00

東京と大阪のグレードAオフィス市場は賃料上昇・空室率低下の傾向が続く
総合不動産サービス大手のJLLは(ジョーンズ ラング ラサール株式会社)「ジャパン プロパティ ダイジェスト(JPPD)2015年第1四半期」を発表した。

日本のオフィス、リテールなどの市場における市況、需給や空室状況、賃料・価格動向及び12ヵ月予測をまとめた調査レポートで、それによると、2015年第1四半期における東京グレードAオフィスの月額坪当たり賃料は前期比1.5%増、前年比5.0%増の33,884円(共益費込)で12四半期連続の上昇となった。空室率は前期比横ばい、前年比0.7ポイント減の3.0%という状況だ。

大阪グレードAオフィスの月額坪当たり賃料は前期比2.1%増、前年比2.9%増の16,009円(共益費込)で3四半期連続で上昇、空室率は前期比0.3ポイント減、前年比2.5ポイント減の7.8%となり、3四半期連続の低下となった。

価格については、東京市場が前期比5.2%増、前年比19.7%増で12四半期連続の上昇、大阪市場が前期比4.6%増、前年比15.0%増で、6四半期連続の上昇だ。

グレードAオフィスの市場は東京、大阪ともに賃料上昇・空室率の低下傾向が継続している状況で、利回りの低下などにより価格も上昇していく見通しだ。

銀座と表参道の賃料が大きく上昇した東京のリテール(商業施設)市場
東京のリテール(商業施設)市場についての調査結果によると、月額坪当たり賃料は前期比5.7%増、前年比9.6%増の73,153円(共益費込)で10四半期連続の上昇となった。特に、1階賃料に牽引される形で銀座(月額坪当たり250,000円)と表参道(同210,000円)が大きく上昇している。

価格は前期比12.8%増、前年比25.9%増で、6四半期連続の上昇。上昇率も加速している。個人消費の堅調な推移と訪日外国人増加などの環境の下、今後もこの傾向は継続するとされている。

外部リンク

JLLニュースリリース
http://www.joneslanglasalle.co.jp/japan/ja-jp/

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