建設投資額は前年度比0.5%減の48兆4,700億円となる見通し
国土交通省は6月27日、「平成26年度建設投資見通し」を公表した。平成26年度の建設投資は、前年度比0.5%減の48兆4,700億円となる見通し。このうち、政府投資は20兆3,700億円(前年度比1.1%減)、民間投資が28兆1,000億円(前年度比0.1%減)。
建築・土木別では、建築投資が26兆7,000億円(前年度比1.1%増)、土木投資が21兆7,700億円(前年度比2.4%減)となる見通しとなっている。
(画像は国交省「平成26年度建設投資見通し」より)
リフォーム・リニューアル投資額は対前年度比21.5%減
建設投資は、平成4年度の84兆円をピークに減少基調となり、平成22年度には平成4年度の半分程度にまで減少。その後、東日本大震災からの復興等による反転・上昇が見られる。平成26年度については、復興予算や平成25年度の補正予算に係る政府建設投資を見込むことから、総額として48兆4,700億円となる見通し。また、建築物リフォーム・リニューアル投資額は、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動もあり、26年度に7兆6,900億円程度(対前年度比21.5%減)となる見通しで、その内訳は、住宅33.0%、非住宅67.0%。建築物リフォーム・リニューアル投資額に、建設投資見通しの「総計」の投資額を加えた合計額(重複計上分を除く)は、53兆8,800億円程度となる見通しとなっている。
国土交通省 「平成26年度 建設投資見通しの公表について」
http://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000463.html