いちご不動産投資法人は6月16日、平成26年4月期（第17期）決算を発表した。

決算短信によると平成26年4月期（平成25年11月1日～平成26年4月30日）の純利益は、対前期比12.3％減益の13億600万円、1口当たり分配金は、期首予想より11円多い1,541円だった。

いちご不動産投資法人は主にオフィスビル、レジデンス、商業施設やホテルなどに投資する総合型のJ-REIT。

（画像はプレスリリースより）

2014年4月期は新たに4物件を、取得総額81億3,500万円にて取得。これに伴う資金調達のために、投資口の追加発行を行った。一方で、保有物件のうちCOI新橋ビルを61億5,100万円で売却。譲渡代金のうち60億円を、借入金の期限前一部返済に充てた。

次期となる平成26年10月期は、売却したCOI新橋ビルからの営業収益や売却益がなくなるが、借入金の一部返済による支払利息と融資手数料が減少するため、純利益の予想額は対前期比13.5％増益の14億8,200万円となる見通し。

1口当たり分配金は、配当積立金から取り崩した9,000万円を加え、1,530円と予想される。

いちご不動産投資法人のプレスリリース
http://www.ichigo-reit.co.jp/module.pdf