掲載物件数No.1の不動産・住宅情報サイト「HOME'S」を運営する株式会社ネクストは、「HOME'Sマーケットレポート首都圏：流通 マンション版2014年3月度」を発表した。


これは、首都圏（東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県）における流通マンションの動向をまとめたマンスリーレポートで、不動産・住宅情報サイト「HOME'S」（http://www.homes.co.jp/）に掲載されている売買マンション物件（駅徒歩20分以内）を調査対象としている。

発表された首都圏レポート（マンション築10年未満）によると、2014年3月の掲載物件数（首都圏合計）は下落した前月から上昇に転じ、前月比4.0％増の2,612件となった。

都・県別では、前月下落した東京都は前月比7.1％増の1,199件、3ヶ月連続で下落した神奈川県は上昇に転じ、前月比3.6％増の637件、前月下落した埼玉県は上昇に転じ、前月比0.5％増の429件、千葉県は前月比1.1％減の347件で2ヶ月連続の下落となった。

前月から上昇した首都圏合計、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県は前年同月比では減少、前月から下落した千葉県は前年同月比では増加しており、特に東京都は前年同月比で19.3％下落している。間取り別では、特に1Rタイプが前年同月から40.9％減と高い下落率を示した。

首都圏平均価格は前月比1.9％増の3,206万円、都・県別では東京都が前月比2.3％増の4,322万円、神奈川県が前月比0.1％増の3,174万円、埼玉県が前月比1.9％増の2,645万円、千葉県が前月比3.4％増の2,686万円という状況だ。すべての都・県で上昇しており、特に千葉県は4ヶ月連続で上昇。前年同月比もすべての都・県で上昇している。

平均坪単価は、首都圏平均が前月比0.9％増の153万円で2013年1月以降の最高値を更新。都・県別では、東京都が前月比1.5％増の223万円、神奈川県が前月比0.7％減の148万円、埼玉県が前月比0.6％増の125万円、千葉県が前月比2.2％増の116万円で、神奈川県のみが下落（2ヶ月連続）する結果となった。なお、上昇した東京都、埼玉県、千葉県は2013年1月以降の最高値となる。

マンション築10年以上のレポートによると、2014年3月の掲載物件数は首都圏合計が前月比4.2％増の14,610件で4ヶ月連続の上昇、都・県別では、東京都が前月比5.6％増の6,285件で3ヶ月連続の上昇、神奈川県が前月比3.6％増の4,447件で3ヶ月連続の上昇、埼玉県は前月比3.0％増の2,405件、千葉県が前月比2.1％増の1,473件で3ヶ月連続の上昇となり、全体的に上昇傾向が続いている。

前年同月比では特に千葉県が36.0％と高い上昇率を示している。また、間取り別では築10年未満マンションと同様に、1Rタイプが前年同月比47.5％減と、高い下落率を示した。

首都圏平均価格は前月比0.4％増の2,102万円で7ヶ月連続で上昇、2013年1月以降の最高値を更新した。都・県別では東京都が前月比0.2％増の2,983万円で7ヶ月連続の上昇、神奈川県が前月比0.1％増の2,160万円で3ヶ月連続の上昇、埼玉県が前月比0.5％増の1,608万円、千葉県が前月比1.0％増の1,658万円で6ヶ月連続の上昇となった。前月比、前年同月比ともにすべての都・県で上昇している。

平均坪単価は、首都圏平均が前月比0.4％増の105万円で7ヶ月連続の上昇、2013年1月以降の最高値を更新。都・県別では、東京都が前月比0.8％増の159万円で7ヶ月連続の上昇、神奈川県が前月比0.2％減の106万円、埼玉県が前月比0.1％増の80万円、千葉県が前月比0.7％増の76万円で3ヶ月連続の上昇、神奈川県のみが下落した。また、東京都と千葉県は2013年1月以降の最高値を更新する結果となった。

HOME'Sマーケットレポート首都圏：流通 マンション版2014年3月度
http://www.next-group.jp/csr/pdf/mansion_1403.pdf