空室率は7パーセント台前半に改善
東京都中央区の三鬼商事は、2013年12月末時点の東京ビジネス地区(新宿・渋谷・千代田・港・中央区)のオフィスビル市況を発表した。オフィスビルの空室率は渋谷区以外は改善され、5区の平均空室率は7.34パーセントとなった。調査対象は、基準階面積100坪以上の主要貸事務所ビル2,643棟で、内訳は新築23棟、既存ビル2,620棟、調査時期は、2013年12月末時点となっている。
市況の概要について
都心5区の平均空室率は、2013年10月7.56パーセント、11月7.52パーセント、12月7.34パーセントと6カ月連続で低下(改善)している。12月は新築・既存ビルともに大型成約の動きがあり、東京ビジネス地区全体の空室面積が1カ月で約1万3千坪減少した。区別に空室率を見ると、千代田区が6.13パーセントで前月比0.03パーセントの低下、中央区が7.10パーセントで前月比0.25パーセントの低下、港区が8.32パーセントで前月比0.38パーセントの低下、新宿区が9.28パーセントで前月比0.12パーセントの低下となり、4区は低下(改善)が見られた。
渋谷区のみ、5.53パーセントで前月比0.13パーセントの増加でとなった。その結果、5区平均空室率が7.34パーセントで、前月比0.18パーセントの減少となった。
同5区の平均賃料(坪単価)は、12月末時点で16,207円となり、前年同月比2.20パーセント(365円)下げ、前月比0.07パーセント(12円)下げた。平均賃料は2カ月連続の下落となったが、下げ幅が小さくなっている。
三鬼商事株式会社
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